フィギュアの雰囲気を出すにはライトアップ

精巧に作られているフィギュアは、細部までしっかり眺められた方が良いでしょう。
けれど、棚や展示ケースに入れた状態では、影ができてしまいます。
そのため、フィギュア専用の照明でライトアップすることをおすすめします。フィギュアに近いところに光源があると、影ができにくいです。
また、上からだけでなく、下や左右から照らすと、フィギュアの雰囲気を大幅に変えることができます。

そして、フィギュア用の照明には、いくつかの色があります。暖色系の色を選べば温かい雰囲気に、寒色系だとクールな見た目になりやすいです。
そのため、フィギュアのモデルになっているキャラクターの性格や、どういったシチュエーションでフィギュアを展示するのかに合わせて、照明の色を選ぶと良いでしょう。
照明の中には、暖色系と寒色系をボタンで切り替えられるものがあります。
そのような照明だと、手軽に雰囲気を変えることが可能です。求めている雰囲気を出すために、色々と調整することもできるでしょう。

フィギュアをライトアップする際に注意すべきなのは、照明の種類です。電球とLEDの2通りが候補になることが多いですが、電球の光は微量ですが紫外線を含んでいます。
そのため、フィギュアの素材になっているプラスチックを劣化させてしまいます。
さらに、熱を発するので、長時間のライトアップでフィギュアを溶かしてしまうかもしれません。したがって、紫外線を発さず、熱も持たない、LEDの照明を使用するようにしましょう。

ただ、LEDも、フィギュアに全く影響を及ぼさないというわけではありません。
LEDの光は、フィギュアの色を褪せさせてしまう恐れがあります。光による塗料の褪色はどうしても防げないので、遅らせることが大切です。したがって、常にライトアップするのは避けた方が良いでしょう。
常時ライトアップしたいのであれば、なるべく光が弱めのLEDを使うことをおすすめします。
また、光が直接当たらないよう、フィギュアを透明なケースに入れて、その外側から光を当てることが望ましいです。